福井出身のファッションデザイナー林 優貴さんの展示会が今年も東京で始まります。福井でつくられた上質の生地を使ったシンプでソリッドなイメージのメンズウェアーは、着心地とディテールにもこだわったものばかりです。
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新規導入の編機での試作品づくりはまだまだ続いておりますが、新天地での創業が本格的に始まりました。これもひとえに関係各社他 皆様方のお陰と感謝いたしております。今後ともどうぞ宜しくお願い致します。
また現在、事務所として使っている一階の広いスペースを有効利用出来ないかと考えています。内要が具体的になり次第お知らせいたします。
昨年から始まった設備投資を伴った生産工場移転も予定通り進行し、現在 工場内2/3が再稼働を果たしております。
18ゲージでアウターレース専用機としては国内初導入となる新編機も、初期セッティングのほとんどを終え試作に追われています。
しかしながら思ったように進まないのが現状で、ものごい(福井弁『大変、つらいの意』)日々が続いております(笑)
どこにもない価値あるレース生地を作りだす道のりは想像以上に厳しく遠いものである事を実感しておりますが、経験を積み技術を蓄積し、やがて我々がパイオニアとなる事を誇りに歯をくいしばっています。
今年も旧年同様 精進して参りますので、ご指導ご鞭撻の程どうぞ宜しくお願い申し上げます。最後に皆さまのご健康とご多幸を心より祈願致しまして新年のご挨拶とさせて戴きます。
㈲森川レース 代表取締役
森川 英樹
10/21~25上海で行われた繊維の国際展示会に行って来ました。
当社も使っている編機のニードル(針)等のドイツメーカー 「クロッツ・ベッカー」。洗練されたブースはさすがです。
こちらもスタイリッシュなブースだった メーカー「ストール」。横編み機でざっくり調のセーターを実演生産。
ラッセルレース機 中国トップメーカー潤源「ルン・ウェン」の編機
展示会では編機の他、織機、染色加工、プリンター加工、繊維関連周辺機器など最先端の技術を視察できました。移転先では写真の様な最先端の編機がいよいよ導入されようとしています。楽しみです。
また滞在中は毎晩メーカーのディナーパーティーに招待して頂き、インターナショナルなビジネス社交の場を体験出来たのは良かったのですが、日本語はもちろん使えず乏しい英語力に頼らざるを得ず大変悔しい思いをしました。
テーブルでもちょっと無理して微笑んでいるのが精いっぱいで、存在感のないままの自分をとても情けなく思いました。
それに比べ、同席したメーカーの中国人はアメリカ、ドイツ、インド、ウズべキスタン、韓国人を相手に英語力と場慣れしたコミュニケーション能力でホスト役に徹する姿を目の当たりにしました。
国内では消費不振と時代の変化にあらがえず、衰退の続く百貨店業界では大手同士の提携が更に進んでいます。他でも自動車業界、大手清涼飲料水メーカー同士の資本提携、過疎化が進む山間地域での小中学校の統廃合、近所のサークルKにはいつの間にかファミリーマートのロゴが入った商品が並んでいる…そんな状況が示唆している日本の将来はどうなのかを真剣に考える事が必要な時に来ています。島国(日本)出身であり、保守的な自分の性格は変えられなくとも、もし目標が有るならば大きく目を見開き恐れず勇気と好奇心を持って志を立てたいと思いました。
弊社は昭和63年10月13日に法人化し、有限会社森川レースとして本日で28年を迎える事が出来ました。これもひとえに皆様方のご支援、ご愛顧の賜と心より感謝いたしております。私自身 代表就任20年を超え、また同時期に移転創業の運びにもなった事を新たな節目と位置づけております。今後もより一層の発展と皆様方のご厚情にお応えすべく、決意を新たに努めていく所存でございます。
写真は先日の連休に実家の両親を長野県のワイナリーに連れて行った時のものです。試飲で沢山グラスが並んでいます(笑) 思い出に残るとてもいい旅行でした。
今月22日(土)・23日(日)足羽山デッキで開催される『ぼくのふくわたしのふく こどもふくsuga展示会2016』の情報が掲載されています。当社のレース生地を使った男の子のブルゾンなど、着心地・機能性に優れた高品質な地元北陸の生地を使い丁寧に縫製された商品の展示、受注会です。デザイナー杉野侑香の計算されたライン、ジェンダーレス、エージレスなデザインは必見です。


外壁は錆が目立った為、張替えて当社のコーポレートロゴサインを貼りました。
【当社のカモフラレースを使用した商品】
『maison de suga』メゾンドスーガのご紹介
北陸生まれのこどもふくブランド。世界的繊維産地 北陸の生地や資材を使い、そこに住む人たちや風景、質感からのインスピレーションでデザインされた“made in Hokuriku”のこどもふく。この今までにない視点でデザイン企画⇒製作⇒販売まですべてを一貫して行うメゾンドスーガ。それは安心で確かな製品をシンプルで分かりやすい流通により一人でも多くの人に繊維産地北陸を再認識、または興味をもって頂きたいという意味もあります。安価なものやファストファッションの様な大量生産の陰で過酷な労働条件に晒されている発展途上国の人たちの実情も目にする事も有りますが、地元の生地と縫製にこだわり、受注生産により必要な分だけ作る。決して作り過ぎないというコンセプトにも共感します。
北陸での展示会は2回目となる今回、当社の生地を採用して頂きました。子育て世代、またはそのご両親の方々 お祝いやギフト品としても喜ばれると思います。どうぞお気軽にお越し下さい。
展示会は福井新聞社、福井テレビ、福井放送、月刊ウララの後援で、いま地元注目のスポット 足羽山デッキにて開催(石川/シェアホテルHATCHi金沢)。こだわりや背景、ストーリー性のある40以上のアイテムのこどもふくの受注を承ります。
メーカーズシャツ鎌倉創業者 会長:貞末 良雄氏
1993年創業のメーカーズシャツ鎌倉は「鎌倉シャツ」の愛称でビジネスパーソンに支持され、シャツの縫製工程のすべてで「メード・イン・ジャパン」にこだわりながら、一枚5.400円という値ごろ感を実現させています。日本のアパレル企業で先陣を切って製造から物流、販売まで一貫して手がけるSPA(製造小売り)モデルを確立し、現在売上高77億円。国内外27店を展開する企業です。
早めに会場入りし前の席を確保。準備万端でウキウキしていると反射的にペンを走らせました…“ゴールをどこに設定するのか?”会場の空気感もあったせいか日頃の自分に対する問いかけが言葉になりました。
講演は予想通りとても興味深いもので2時間があっという間でした。53歳での創業から悲願の東京丸の内 丸ビル出店(銀行や知人から失敗するからやめた方がいいとまで言われた。ところが年間約6万着、売上3億超、3分に1枚売れる計算で丸ビル内ではダントツの高収益テナント)までの道のりから世界有数の激戦区 ニューヨーク、マディソン街の路面店の成功など、困難に立ち向かいながらも不屈の精神と戦略で次々大きな成果を掴んでゆくサクセスストーリーを拝聴出来ました。感じたのは、嘘をつかない商品づくり(製造面)と原価率6割を占めながらも需要と供給のバランス管理することで過剰な在庫をせず、商品の回転率を高めセールせずに売り切る(販売面)という戦略の大胆さで、これまでのアパレルの常識を変えたという事。
心に残るいくつもの体験談とメッセージを忘れることなく反復し胸に留め、いつか自分の目標に反映します。目標は必ず達成出来ます。問題はその目標をどこにするのかが大切なんだと思います。
最後にこの様な機会を頂いた福井県商工会議所に感謝致します。有難うございました。


製品化して発売するに当たり、必ず行われる検査のほんの一部です。物理的な検査が行われている現場を見学させて頂いた事により、具体的に把握出来て理解力が増しました。厳しい検査基準をパスすることこそが購入して頂く顧客の立場に立った“良いもの”を提供させて戴くという事の裏付けになっているのだと感じます。